帯状疱疹後神経痛とは

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帯状疱疹後神経痛とは

帯状疱疹後神経痛は帯状疱疹の代表的な後遺症です。帯状疱疹では発疹や小さい水疱などの皮膚症状が治まった後でも、頑固に痛みが持続することが珍しくありません。痛みの症状や強さ、持続時間には個人差が大きく、必ず痛みが出る、あるいは痛みが残るとは限りません。帯状疱疹になった患者さんのうち約20~30%は痛みが残ります。このうち特に3ヶ月以上痛みが持続するものは帯状疱疹後神経痛と定義されます。帯状疱疹後神経痛は年単位で持続することもあり、生涯にわたって悩まされる方もまれではありません。

 

帯状疱疹は神経節に潜伏していた帯状疱疹・水痘ウイルスが増殖することが原因で起こる病気で、その詳細については「帯状疱疹の原因」をご参照ください。

増殖したウイルスは知覚神経を伝って皮膚表面に出現して丘疹や水疱を生じますが、これが帯状疱疹と呼ばれるものです。

帯状疱疹で神経痛が現れる理由

帯状疱疹で神経痛が現れる理由

増殖した帯状疱疹・水痘ウイルスが通過した知覚神経はダメージを受けることが珍しくありません。知覚神経は皮膚表面に起こった痛みやかゆみ(痛覚)、熱さや冷たさ(温覚)を脳に電気興奮として伝達する働きをしていますが、ダメージを受けた知覚神経は、実際には皮膚に痛みや熱さがないにもかかわらず、あたかも痛みや熱さが存在するかのような電気興奮を脳に送ってしまうのです。

 

電気興奮を受け取った脳は、本当は皮膚自体には異常がなくても痛みや熱さがあるかのように錯覚します。錯覚だから痛みが軽くすむとは限りません。激烈な痛みで眠ることができない場合や、仕事や日常生活に支障をきたす場合もまれではありません。

 

残念ながら、傷ついた知覚神経を完全に元通りに回復させる治療法は現在のところ存在せず、痛みを和らげることが治療の中心になります。具体的には痛み止めの内服薬や外用薬、傷んだ神経の電気興奮を落とす方法(遠赤外線や神経ブロック)などです。しかしこれらの治療法を駆使しても十分な効果が得られないケースも少なくありません。

 

完治が難しい病気であるからこそ帯状疱疹後神経痛を予防することがとても重要であると言えます。

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